一橋大学入試問題解答・解説

 

一橋大学

2020/2/26(水)

の解答・解説は以下

《 概要 》

 

論述:

​400字×大問3つ

地図問題:

なし

書き取り:

なし

一橋は問題内容と無関係に

毎回、400字と決まっているので、

問題によっては字数は結構余る。

大問Ⅰ

ルターと農民の相違

400字

ちなみに

一橋は必ず、大問1は中世か近世。

大問Ⅱ

英国から米国への

覇権交代

大問Ⅲ

小中華思想

​スマフォを横にした方が

見やすいと思います。

​↓  ↓   ↓

《 解答 》

 

以下、試験当日の2020年02月26日(水)23時55分に作成完了

 

 

 

問1

農民達は、具体的には、農奴制の廃止、領主裁判権の廃止、地代の軽減などを要求した。

 

 

問2

農民達の意見は、宗教上のものに止まらず、農奴制廃止や、領主裁判権廃止など、社会的な変革に至るところまで言及しており、対して、ルターは、要求は宗教上の変革に止めておくべき、という意見の相違があった。この相違が生じた理由は以下と考えられる。一つ目としては、ルターは、帝国追放処分を受けた際に、諸侯から厚く保護を受けたため、諸侯側の立場であったこと。二つ目としては、史料にあるように、農民達は旧約聖書を前提とするが、ルターは新約聖書を前提としていることである。

(272/400字)

 

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 Ⅱ

主題:過程を論じなさい。

 

資本主義世界の覇権が、

イギリスからアメリカに移行した過程を。

 

 

二次大戦・冷戦・脱植民地化との関係に必ず言及して

 

覇権の移行を、経済・軍事・植民地への対応の三面で以下、論述する。まず、経済から。英国は一次大戦で債務国となり、二次大戦で、その対米債務は大きく拡大した。二次大戦では、ブレトンウッズ体制の成立にまで至り、米ドルは世界通貨となった。次に軍事面。両大戦において、米軍が英国を守った。その米軍は、大戦後も英国を含む西欧で駐留を維持し、冷戦期においても、西欧の共産化を防いだ。つまり、英国の対米依存は経済だけでなく、軍事にまで至っていた。最後、植民地に関して。上述の通り弱体化した英国には、植民地を維持する余力もなく、加えて脱植民地化の流れもあり、多数の地域の独立を認めた。一方、米国はその経済力・軍事力に加えて、新帝国主義を採用した。これは、形式上は対等な主権国家同士として関係を結びながらも、実際は強い影響力で、経済的な収奪を進めるものであり、広範な地域を、英国に替わって事実上、支配した。

(393/400字)

 

 

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問1

小中華

 

問2

小中華意識とは、李氏朝鮮こそが、唯一、中華を正統に継承している、という考え。この意識が形成された背景には、明の滅亡がある。中華を継承していた漢民族の明朝が、夷狄と称されていた清に滅ぼされてしまい、李氏朝鮮の支配階層は、その明の後継者は自分達だけであると自負した。次に、この小中華意識が、1860~70年代に以下の様な役割を果たしてしまったに関して述べる。一つ目、小中華意識は、夷狄との交流をさけるべく、鎖国政策を採らせてしまい、結果として江華島事件、日朝修好条規を招いてしまった。二つ目、小中華意識は、日本を含む近代列強を夷狄としてみることから、近代化を遅らせてしまった。

(290/400字)

​特定商取引法に基づく表記はこちら。

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Last Updated:2020.04.13