今村俊亮
高校名 
桐朋高校
合格校 
東京大学文科二類 慶應義塾大学経済学部A方式
不合格校 
早稲田大学政治経済学部国際政治経済学科(数学受験)
センターの点数 
762/900 センターリサーチ出したら駿台E判、河合E判、代ゼミC判(D判までしかない)で絶望的な気分になりました。 でも東大は二次勝負だと考え、二次対策に切り替えました。
資格・特技・部活・委員会活動など 
ソフトテニス部 英検2級
模試の成績 
以下すべて東大文二の判定 第一回 駿台全国模試(5月)→判定C 第一回 東大即応オープン(河合塾、8月)→判定C 第一回 東大入試実戦模試(駿台、8月)→判定D 第三回 全統マーク模試(河合塾、10月)→判定E 第三回 全統記述模試(河合塾、10月)→判定E 第二回 東大即応オープン(11月)→判定C 第二回 東大入試実戦模試(11月)→判定D 大学入試センター試験プレテスト(駿台、12月)→判定B 見ての通り、記述式の模試ではB判定以上をとったことがありません。 模試の結果はあまりあてになりません(笑)。 模試は自分の位置を確かめる程度に利用し、あまり結果に一喜一憂しない方がいいと思います。 現役生は最後の最後まで伸びます。 心のどこかで「必ず受かる」というポジティブな考えを持つことが重要です。
合格までの戦略 
僕は高2の1月まで部活をやってました。 本格的に大学合格を目標に据えた勉強を開始したのはそれからです。 高2の間はほぼ学校の試験勉強とウイニングの予習しかやりませんでした。 しかし今振り返ってみると僕の受験が終わるまで一番つらかったのは高2の冬休みでした。引退試合に向けた練習が一日中あり、ウイニングの予習と授業もあり、毎日ヘトヘトでした。 でも、あくまで結果論なのですが、あのとき本当にキツい思いをしたから、受験期にちょっと辛いことがあっても「あのときに比べれば、、、」と思って乗り越えられたのだと思います。 部活では本当に貴重な経験をさせてもらいました。途中でやめず最後までやりきってよかったです。 春休みのほとんどは日本史に費やしました。今考えてみるとこの時期は他の科目をやっておくべきでした。 高3に入っても学校の勉強を中心に据えるという路線は変えませんでした。学校の勉強をしっかりやっておけば大丈夫だと思い、予備校にがっつり通う必要はないだろうと考えました。 世界史は学校の授業が第一次世界大戦あたりまでしか終わらないということだったのでゆげ塾に通うことにしました。 夏までは苦手科目をつぶすのに時間を割こうと思い、数学、古文、漢文を中心にやりました。 夏休みのほとんどは英語に費やしました。詳しくは後で述べます。 9月頃から記述問題対策的なことをやり始め、センター対策は11月の東大模試が終わってから始めました。それまで生物と政経をほとんど何もやってなかったのでこの時期からセンター対策というのは遅すぎたのかもしれません。11月までは二次で使う科目ばっかりやってて、しかもその成績が全然伸びなかったので(特に数学)ついついセンター対策を後回しにしてしまいました。 案の定センターでは全く点が伸びず、周りがみんな高得点を取っていたというのもあってかなり落ち込みました。 でも学校の先生に「足切りさえクリアしてしまえばセンターなんて関係ない」と言われ、そこから二次対策に切り替えることができました。 過去問はセンター後からはじめました。遅いと思われるかもしれませんがそれで十分だった気がします。 2学期が終わってから二次試験まで、ほぼ毎日ウイニングの自習室に通ってました。周りに友達がいたので鬱にならずにすみました。
勝因 
正直、自分がやったことの何が良かったのかというのがよくわからないので、自分なりに意識してたことというか、重要だと思ったことを書いときます。
まず、学校の授業を基本にしたということです。通ってる学校にもよると思いますが、僕の学校はそれなりにしっかり対策をしてくれたので学校の勉強をメインにして、参考書なり問題集なりで少し自分の弱いところをやっておけば十分でした。
現役生は1日の大半を学校で過ごすのでその時間は最大限活用した方がいいと思います。
それに、学校に行って友達と話したり遊んだりするのはいい息抜きになりました。
二つ目は、自分のペースを見つけ、それを最後まで崩さないようにしたということです。 人にはそれぞれベストのペースがあると思います。僕は自分の睡眠時間と勉強場所を固定することでそのペースをくずさないようにしました。 学校のある日は図書館、ない日はウイニングの自習室に行き、睡眠時間は8時間確保しました。(笑) これをしたことで直前期も焦らずにすみました。性格の問題かもしれませんが。
三つ目。自分に足りないものが何かを常に意識するようにしました。 ただし、僕の場合数学があまりにも足りなすぎて数学ばっかりやる羽目になりました。
四つ目。短期と長期の2種類の計画を立てるようにしました。 短期の予定は今日明日何をやるか、長期の予定は今後3ヶ月くらいの間に何をやるか、というものです。 多少キツめの予定を立てるようにしました。 あまり予定通りにはいきませんでしたが、目標にするという意味で良かったかなと思います。 いろいろやるたびにあれもヤバいこれもヤバいとなっていってしまったため短期の予定は幾度もの改変を余儀なくされましたが。
敗因 
早稲田政経に関しては単純に対策が足りなかったというのもありますが、そこに行きたいという気持ちが足りなかったのもあったと思います。 あと、英語の語彙が足りませんでした。
科目別経験談とか 
(1)英語
この科目は点数が安定するので得意になればどの科目よりも安心感が持てます。
フィーリングでは英文が読めないということを夏にWINNINGで思い知らされ、そこから単語と文法をかなりやったところ、夏休みの多くを英語に費やすハメになりました。
でも夏に英語を固めたおかげでその後はあまり英語に時間をかけなくてもよくなり、他の科目に時間を割くことができたので、結果的にはよかったです。
単語と文法の重要さは夏に思い知らされました。かといって実際の入試では単語問題、文法問題がそのままでることはあまりありませんし、あってもそんなに配点は高くありません。実際に長文を読んで分量に慣れたり、単語、文法の知識を実際の長文問題で生かせるかどうかを確認するのが重要だと思います。
おすすめ参考書など
単語:システム英単語(駿台文庫)
文法:通称ピンクと呼ばれるモノ(WINNINGのテキストです。)←夏の間文法はこれだけをひたすらやってました。英頻やるのでもいいと思います。
読解:やっておきたい英語長文700、同1000(河合出版)←夏に焦ってどっちもやりました。どっちか片方やるだけでいいと思います。
英作文:特に問題集をやるということはありませんでした。ただ、中2から高2までサボりつつも英語で日記つけて学校の先生に添削してもらってました。絶対にやったほうがいいのかどうかはわかりませんが、個人的にはかなりおすすめです。多くの分量を書けるようになります。ある出来事について最後に自分の思ったことを書けば完璧です。
(2)国語
現代文:夏休みが終わるまでは学校で配られた教材の予習をして授業を聞く、という程度のことしかやらず、9月に得点奪取をやって記述問題の解答のしかたを学び、11月後半からセンター対策に入りました。センターが終わってから過去問演習に入り、学校の先生に添削をしてもらいました。この科目は添削してもらうことの重要性を最も強く実感した科目です。添削してもらうことで、自分の解答に足りない要素が何なのか、余計なのはどの部分なのか、などということを知ることができました。
二次対策においては過去問演習が絶対的に重要だと思います。
おすすめ参考書 得点奪取現代文(河合出版)
古文:古文に関しては最後の最後まで得意になれなかったので失敗談として参考にしてください。 高3の始めに助動詞の活用、意味を覚え(本当はもっと早くやっとくべきだったのですが)、その後普通に読解問題に取り組むもさっぱり文章の意味がわからず、それでもめげずに読解問題をやり続け、センターの直前に単語の重要性を知って単語を一気に覚えましたが手遅れでした。 英語のように単語を早めに覚えていれば、、、と思うと悔しくなってきます。 是非とも二の舞を演じないようにしてください。
おすすめ参考書 古文上達(Z会出版) 得点奪取古文(河合出版) FORMULA600(東進ブックス) 新しい古典文法(桐原書店)
漢文:現代文でさえよくわかんない、それが古文になったらもっとよくわかんない、さらにさらに中国語になったらもう絶望的にわかんない、ってかんじで、初め漢文は僕の大の苦手科目でした。でも最終的には古文よりも点数がとれるようになりました。高三の初めのほうで早覚え速答法という参考書をやったのですが、それがすごく良かったです。その参考書で句法を学び、その後文章の数をこなしたらなんとかなりました。
おすすめ参考書 早覚え速答法(学研) 得点奪取漢文(河合出版)
漢文(河合出版)
(3)数学 間違いなく僕が最も苦労した科目です。点数が全く安定せず、最後の最後まで自信が持てませんでした。この科目に関しては誰よりも時間をかけた自信があります(笑)。で、この科目に時間をかけすぎた結果、地歴がおろそかになりました。皆さん気をつけましょう。 とは言いつつ、国公立で科目数が多い大学を受験する際に最も重要なのは得意科目をとことん伸ばすことではなく苦手科目を徹底的につぶすことだと思うので、特に後悔はしていません。 で、何をしたかというと、基本的には学校の教材を何度も何度もやりました。たくさんの問題に手を出すよりも一度間違えた問題を徹底的にやることが重要だと思います。
おすすめ参考書 スタンダード数学演習ⅠAⅡB(数研出版)←この問題集はとにかく徹底的にやりました。一度間違えた問題は最低4回、合ってた問題も2回はやりました。その結果自分のスタンダードはかなりボロボロになり、早稲田政経の試験のときにキレイなスタンダードを見てる人を発見して優越感に浸れました。 青チャートⅠA、同ⅡB(数研出版)←夏に例題を一通りやりました。
文系数学の良問プラチカ(数研出版)←これは9月から11月にかけて2周しました。全体的に問題のレベルは高めだと思います。この時期に一問30~40分もかけて数学ばっかりやるのはとても勇気のいることだし、それが正しいのかもわかりませんが、数学が苦手な人には一つの手かもしれません。
(4)世界史 この科目に関してはゆげ塾の他の人の意見を参考にした方がいいと思います。本当にそう思うので僕からは一言だけ。 繰り返しになりますが世界史の答案も誰かに添削してもらったほうがいいです。
おすすめ参考書 教科書←一番大事だと思います 青木世界史講義の実況中継(語学春秋社)
(5)日本史 ゆげ塾に通ってる人は東大を受けない限りこの科目は使わないと思います。ですが一応書いておきます。 勉強の中心に据えたのは教科書です。高三の冬休みのほとんどを費やして教科書と実況中継を参考にしつつ日本史まとめノートをつくりました(旧石器から戦前までなんと12冊!)。ですがこれはあまりおすすめしません。膨大な時間がかかる割にあまり知識が身に付きません。センターで日本史を使わなかったので11月からセンター終わるまで2ヶ月以上日本史に手を付けなかったところ、センター後のリハビリに苦労しました。過去問をやるうちに自分にはやっぱり日本史の知識が絶対的に足りないのだと痛感し、二次試験直前の4日間をフルに使って教科書を一通り読みました。 この科目についても添削してもらうことがかなり重要なのではないかと思います。僕は答案を出しすぎて学校の先生の私生活に支障を来してしまっていたようですが。
教科書←やっぱりこれ一番大事。 石川日本史講義の実況中継(語学春秋社) 日本史講義 時代の特徴と展開(駿台文庫)←かなりおすすめ。知識を一通り入れた後テーマ別に歴史の流れを理解するのに適していると思います。
考える日本史論述(河合出版)
(6)生物、政治経済 この2科目はセンターでしか使わず、特に変わったことはしてません。参考書を1冊やってあとは過去問対策、という感じです。
おすすめ参考書 生物:生物の必修整理ノート(文英堂) 政経:畠山のスパッとわかる政治経済爽快講義(栄光)、政治経済用語&問題1200(Z会出版)
ゆげ塾の活用法 
僕はゆげの通史を1周せず、近現代史と中国史、あとスポットを何回かと論述を何回か出ました。授業のスピードも密度もゆげ塾に来るまで経験したことのないもので、最初は慣れるのに苦労しました。こんな塾は日本全国どこを探してもないと思います。本当にすごい塾だと思います。だからこそ、時間がないと言って通史を1周しなかったことを受験が終わった今になって後悔してます。 あと、今になって思ってることをもう一つ。 ゆげの授業では先生がいわゆる「板書」をしません。その中でいかに先生の話から重要なポイントを抽出できるか(あのスピードの中で)というのは大学の授業でかなり生かされると思います。いや、大学の授業だけでなくすべての事柄に生かされることだと思います。
他塾の活用法 
ウイニング受験英語:加藤先生と先生率いる愉快なチューターの方々、もっと愉快な塾生と日本一の自習室から構成される、言わずと知れた有名塾です。 真面目な話、先生の話は生徒のモチベーションを極限まで高め、その生徒達がモチベーションの高さをいかんなく発揮する自習室は間違いなく日本一の空間です。 ウイニングの仲間は常に僕に刺激を与えてくれ、常に僕の心の支えになってくれました。 彼らなしに僕は受験を乗り越えることはできませんでした。 本当に感謝してます。
さいごに 
本当に僕の受験は周りの人に支えられていたんだなあと改めて実感します。
みんなのおかげで大してつらい思いをすることなく受験を終えることができました。
さて、小さい頃から憧れていた東京大学に通うようになって思うことがあります。 それは周りの人間に謙虚な人が多いということです。 これは東大に入る前のイメージと違って、いい意味で驚きでした。
謙虚であるということは、言い換えると向上心を持っているということです。 自分は完璧じゃない、自分には何か足りないものがある、そう思うから謙虚になれるんだと思います。
僕も謙虚さを持ち続けながらこれからやっていきたいと思います。
2011年5月31日時点での記録です。
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