板垣和夏(いたがきわか)

左から、板垣とその盟友豊嶋(慶応・文)。
板垣は公共性を重んじる努力家で、正義感と協調性のバランスにも長けていた。一方で、忘れ物等が多く、外遊び中に携帯紛失事件も発生した。東大後期に現役で通った板垣も普通の女の子である。
また、センター直後の塾全体の気の抜け方に、貴重な時間を多分に使って警鐘を鳴らしてくれた板垣には感謝したい。
高校名 
学習院女子
合格校 
東京大学 後期(文Ⅰ進学)
慶應義塾大学 経済学部 A方式
慶應義塾大学 法学部法律学科 センター利用
早稲田大学 法学部 センター利用
不合格校 
東京大学 前期 文科Ⅰ類
前期落ちてるので、以下は不合格体験記と思って読んでください!
正直私は合格者より不合格者の体験記のほうが参考になると思います。
合格者は特殊例も多いし、結果オーライで過ちを体験記に書かないこともある。
でも不合格の原因は結構他人にもあてはまると思います。
あと、なるべく後輩の参考になるよう、精神論は少な目にしました。
センターの点数 
843/900
英語(筆記)192 リスニング48 国語177 数学ⅠA100 ⅡB93
世界史100 政経90 地学91
資格・特技・部活・委員会活動など 
英検2級 漢検2級
テニス部(高2の夏まで)

板垣と豊嶋。同じ学習院女子高校で、同じ時期にゆげ塾でカリキュラムを消化し、ほとんど同じ論述授業に出ていた。
高校での成績 
高1 4・8
高2 4・7
高3 4・5

ゆげ塾に新しい椅子が入ってきた日。一番左が板垣。
模試の成績 
すみません。全部捨てました・・・覚えてるのだけ・・・。
以下すべて文Ⅰの判定
河合プレステージ E判定
駿台全国模試 A判定
8月
東大即応オープン A判定
東大実践 A判定
11月
東大即応オープン A判定
東大実践 B判定
模試は採点方法が全然ちがうことがあり、必ずしも実力を反映しません。
判定に左右されすぎは絶対だめ!!

ゆげ塾に初めて掃除機が来た日。右から3番目が板垣。
合格までの戦略 
高2のはじめから自習室に通い始めました。最初は効率悪かったと思います。
高2の夏に部活をやりつつ、いろんな予備校にいきまくりました。
講習いれすぎると消化不良になってよくないです。
高2の秋、部活やめてから本格的に受験勉強をはじめました。
高2の冬・春はがむしゃらに勉強しました。ときにはがむしゃらな勉強も大切。
がむしゃらにやれる人は強いです。悩むと集中力さがるので。
だから高3の秋から始めた人が東大に受かったりするんだと思います。
高3の前半期は塾の授業の予習・復習を中心に、自習にはげみました。
ただ、このころから過去問をもっとやっておけばよかったなと思います。
過去問は二回くりかえすことで確実に自分のものになる気がする。
直前期に過去問終わっちゃったら模試の過去問とかやればいいし。
センターは12月から本格的にはじめて、やりすぎました。
センター一週間前にこれ以上伸びないことがわかって・・・。
でも、このとき二次の勉強にシフトするのは怖すぎて、やり続けちゃいました。
そこらへんの調節は難しいけど、時間足りないより余るほうがましだと個人的には思います。
直前期は過去問中心の勉強。
直前期は、実力がのびたような気になったけど、実際は全然伸びてなかったです。
早いうちから勉強してる人は直前期の追い込みは期待できないと思います。
前期後はまったく後期のやる気が起きませんでした。
前期で燃え尽きたのと、あと正直受かったと思ったからです。
Z会で後期対策の講座があって、数ⅢCだけ講座をとりました。
前期の合格発表前は、その勉強くらいしかしてないです。
後期は、やる気なくなる人結構います。受験すらしない人も70人くらい。
だから、前期終わってすぐにちゃんと勉強すれば、かなり受かる確率は高くなるはず!
後期受けるのは前期落ちた人がほとんどだし、受験者のレベルはそんな高くないから。
そのためには、休みをとらないこと。前期おつかれdayをつくるとなまけ癖がつく。
継続は力なり、です。私はたまたま受かったけど、絶対後期対策はおろそかにしないでください!

草野(上智・経営)が持ってきた菓子を見入る板垣。
敗因 
得点開示をみて思ったのは、客観的な目が足りなかったってことですかね。
学校が進学校じゃなくて、先生の添削はあてにできなかったし、
Z会でもありのままの実力で書いたものを添削してもらってなくて、
できたつもりになってたけど、本当はできてなかったことに気づかなかった。
自己満の勉強でした。
そのへんは模試の採点方法でははっきり現れないとこなんですね。
添削大事って聞いてたのに、おろそかにしてしまった大馬鹿野郎です。
あと、直前期に国語は伸びないと思って対策ほぼしなかったこと。
感覚わすれちゃったらアウトなので、対策しないなんていう無謀なことは絶対やるべきじゃないです。
また国語(特に古文・漢文)は苦手なジャンルを作らないように、いろんなジャンルの文章を読むことをおすすめします。
数学は、計算力。前期は相当計算力問われてると思います。
一行書くごとに計算チェックをする地道な作業がずごく大切。
1題でも多く完答することに集中すべきです。部分点は案外こない。
答えさえあってれば途中の論理がちょっと足りなくても点は相当くるらしいです。
あと、文Ⅰの場合は計算ミス後は答案見ないという話も聞きました。
地歴に関しては、地理が最後までできませんでした。
地理はもともとのセンスがある人とない人がいると思います。
地歴の選択するときは、これが暗記量すくない、とかそういう理由で選ぶべきではありません。
日本史はなんとも言えませんが、世界史選択はおすすめ。
世界史は一問一答で確実に20点弱はくるし。
英語は休憩時間に洋書(軽めの小説がおすすめ)を読むことでかなり長文を読めるようにしたんですが、リスニングと英作文の対策をもう少しやるべきでした。
リスニングは毎日聞くだけじゃなくて、音読、ディクテーション、シャドーイングをセットにしてこつこつやるといいと思います。
英作文はすくなくとも夏から書きましょう。私は基本英文の暗記をやらなかったのですが、やったほうがいいのかもしれません。
英作文は書いたらかならず添削してもらうべきです。

高三の4月に見た夜桜と板垣(右端)。後ろは草野
ゆげ塾の活用法 
高2の10月から週2のペースではじめて、高3の6月に通史を完成させました。
ゆげ塾は密度が濃い授業で、少人数で質問しやすかったり、映像たくさん見れたり、
早押しでその場で覚えられたり、いいことろがたくさんあります。
あと、強制的な遊びや掃除や集団帰宅で、みんなと自然に仲良くなれます!
意識が高い人がおおくて、刺激もあるのが魅力です。

板垣の東大合格を祝ったウィニング女子

左から板垣 草野(上智・経営) 佐藤(慶応・文) 上田(早稲田・国際教養)
 板垣に準備されたサプライズケーキ
「和夏 東大合格おめでとう」

喜ぶ板垣

高2の板垣
他塾の活用法 
塾はおもにZ会です。
Z会はタームのはじめの授業を無料で体験できます。しかもその後の勧誘なし。
一人一人にチューターさんがつくわけではないですが、模試とかの相談にいくと名前を覚えて声かけてくれたりします。
東大志望なら選抜クラスにはいって先生に添削していただいたほうが合格の可能性はあがると思います。またスタッフさんとの関係も密になります。
(私は選抜クラスじゃなかったです)
以下、おすすめの先生
・岩間先生<国語> Z会
本当に尊敬できる先生。毒舌で多少危険な思考をお持ちな感じもしますが(笑)、本当に素敵な先生です。
どんな問題でも対処できるような論理的思考を磨きたい人用の授業で、単なる知識(漢文の句形とか古文の活用とか)は教えないです。
たまに指名しますが、ほとんどは自主的に手をあげる人を指す方式です。
高3の夏までは予習前提で授業は解説です。高3の2学期からは板書添削が始まりますが、かなり厳しいチェックがつきます。11月くらいから予習いらなくなって授業最初の30分で問題解きます。国語は伸びにくいので受験直前期に負担を減らすためです。
私は高2から習ってましたが、高2のうちに受講すると、受験に直接関係ない教養とかの話も多くなってすごく興味深いです。
・柳瀬先生<英語> Z会
真の英語力をつけたい人用の授業。すなわちめちゃめちゃ難しい。
モットーは「解いてナンボ、解けてナンボ、合っててナンボ」で問題を解いて解いて解きまくります。
テキストの予習前提の授業ですが、解説の時間は短くて、その場で配ったhandoutを解く時間が長いです。Handoutはすべて柳瀬さんが読んだ洋書から抜粋して作られてます。
柳瀬さんの最大の魅力は、明快な英文の構造の解説な気がします。
論理的思考を重視していらっしゃって、難しい構造の英文の解説で柳瀬さんの右に出る人はいない!と思います。
バンバン指名するので、そういうのが嫌な人には不向きかも。
でも、柳瀬さんの良さはしばらく授業を受けてみてわかるので、英語力にある程度自信があって基礎ができてる人(文法、読解をある程度こなしてる人)は一度体験授業を受けてみればいかがでしょう。
ちなみに、めちゃめちゃイケメンで紳士です(笑)
・山下先生<数学> Z会
山下さんなしには私の数学は語ることができません。
真の数学を知り、何度感動したことか・・・!数学が好きになりました。
授業内容は2時間の授業で4~5題の問題を解説するということになってます。予習前提。
お人柄もとても素敵。やさしいですが、人生を歯を食いしばって歩んできたからこその優しさという感じですかね。
ちなみに声の大きさはZ会で一番だと思います(笑)
・加藤先生<英語> ウイニング受験英語
ウイニングの唯一の講師をしていらっしゃいます。
加藤先生は多分好き嫌いが分かれる先生です。信者になる人もいれば合わないといってすぐ辞める人もいます。
ウイニングは基本的に文法をばっちりやる型の塾です。長文の扱いは少なくて、そこは自分で補うべき。
しかしウイニングはただの英語塾ではありません。モチベーションを上げるために行く塾です。
加藤先生やチューターさんのお話や、意識の高い仲間や日本一じゃないかと思われる自習室が魅力です。
私は高3の6月にウィニングをやめてしまいましたが、ずっとずっと私の心の支えでしたし、そこで知り合った友達はずっと仲良くしたいと思う素晴らしい人ばかりです!

愛犬「かぐや」♀と18歳の誕生日を迎えた板垣
さいごに 
ずっとずっと目指してきた東京大学にいけるのは本当にうれしいです。
今文部科学省にはいるという夢が自分のなかでどのくらいの位置を占めているのかがわからなくなってしまったので、
はっきりとした方針はたっていないのですが、大学の4年間のうちに自分のやりたいことを確立して、
世の中に貢献したいと思います。
最後になりましたが、私を支えてくださったすべてのかたに心から感謝申し上げます。
受験生になってはじめてわかる人の温かさがあります。
これから受験をむかえる方には受験をさせてもらえる環境に感謝して精一杯勉強してほしいです。
2011年4月12日時点での記録です。
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