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論述模範解答NEWS&FAQ

明治大学(政治経済)

2011年度


〔W〕
 極東進出を目指したヨーロッパ列強は,19世紀の半ばから終わりにかけて,アジアの朝貢システムの中心に位置していた清朝と対立を深めていく。アヘン戦争以降,イギリス,フランス,ロシアの三国がそれぞれ,清朝の影響下にあったどの地域を求めて進出し,その結果どのような権益を獲得したかに関して,下記の用語を全て用いて,200字以上250字以内で説明しなさい。(解答は横書きとし,下記の用語には下線を引くこと。括弧や句読点は1マス1字に数え,数字を用いる場合には1マス2字とする。)

アロー号事件, 清仏戦争, アイグン条約



A
主に英国は長江流域、仏国はベトナムとそれに続く中国南部、露国は東北地区に進出した。英国は南京条約で香港割譲、上海を含む五港の開港を得たが、見込みより貿易はふるわず、アロー号事件を利用し仏国と共に第二次アヘン戦争を展開した。結果、天津や長江流域諸都市を開港させた。また19世紀末には威海衛も借り受けた。仏国は清仏戦争でベトナムを獲得し、後に広州湾も租借した。露国はアロー戦争中のアイグン条約・北京条約で極東の国境線を大きく南下させ沿海州獲得にまで至った。また、東清鉄道敷設権獲得や旅順・大連も租借した。(250文字…数字を用いる場合には1マス2字)


採点要領
○は6点 それ以外は4点 (40点満点)
○英国は長江流域
○仏国はベトナムとそれに続く中国南部
○露国は東北地区
アロー号事件 ○天津 ○長江流域都市 
清仏戦争    ○ベトナムの獲得 
アイグン条約  ○黒龍江(アムール川)まで南下 東北地区への南下



主題:どの地域を求めて進出し、
結果:どのような権益を獲得したか



ゆげが思うに、
主題:地域
結果:租借権・鉄道敷設権・割譲・租界設置・開港等


以下は小学館の国語辞書から
権益…ある国が他国の領土内で得た権利と利益をいう。


ということは、領土割譲はもはや他国ではないから、記述不要か…
しかし、タームを見ると本問は以下の記述を要求している様に思う。

アイグン条約…黒龍江(アムール川)以北の割譲
アロー号事件や清仏戦争では上記権益を書けるが、
アイグン条約で、受験レベルで権益は書けない。


以下は山川用語集
アイグン(愛嘩)条約AigunI1858
口シアがアロー戦争を利川して結んだロシアと清の間の国境条約。
黒竜江を国境と定め,黒竜江以北をロシアが領有し,ウスリー川江以東は両国共同管理とした。


比較的スケールの大きい本問で、ウスリー川以東の共同管理を要求しているとは思えない。
故に、割譲なども書いた。




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